分かる人には伝わる素材の良さ。ARISTON(アリストン)の先染めリネン。

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ARISTON(アリストン)の先染めリネンをご紹介します。
繊維の染めには、先染めと後染めがあります。
先染めとは、生地になる前の段階、つまり糸や綿の状態で染色すること。
一方の後染めとは、生地になってから染色することです。

先染めの特徴は、全て同じ色の糸で織ればベタ無地にもなるし、
複数の色糸を用いて織れば様々な表情を出すことが出来るということです。

この霜降りのような独特の色出しは、2色の糸をミックスして表現されています。
ARISTONのこのリネンは、糸の段階で染色されています。
それ故、色のミックスが可能というワケです。
こういう風合いは先染めにしか出せない味です。

一般的には、無地物は後染めが多いと言われています。
先染めの無地は、結構、珍しいんですよ。

ルーペを使って生地の織り組織を見るとこんな感じです。
タテ糸は白でヨコ糸がブルーになっているのがお分かり頂けると思います。
ともすると、何だ無地のリネンか・・・ってスルーしてしまいがちですけど、よくよく見てみると凝った素材です。
ちょっとマニアックな話になってしまいましたね。。。
でも、自身がイメージする仕上がりによって、パッと見は同じに見えるリネンでも選ぶ生地が変わってくるんです。
生地選びの際の参考になれば幸いです。
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2014/06/08 Sun. 19:56 |
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