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名古屋オーダースーツ　粋 / Bespoke Tailor

副資材を極力省いた軽快感。柔らかなシルエット。色気あるしなやかな仕立て。熟練の職人による丁寧な仕立てと美しい縫製。ナポリスタイルをモダンにアレンジした見た目・着心地の柔らかなオーダースーツをご提案します。

オーダースーツ　N様拘りの逸品 [CANONICO Super100's Flannel]

名古屋オーダースーツ粋ブログを御覧頂き有難うございます。

お客様拘りのオーダースーツの御紹介。
今回は、CANONICO[カノニコ] Super100's Flannelでお仕立て頂いた
N様のオーダースーツを御紹介します。

ご自身が理想とするスーツのシルエットを追求すべく、ミリ単位に拘った今回の一着。
仕上がりには劇的な変化が生まれました。
N様の強い拘りを感じるオーダースーツです。

CANONICO[カノニコ]
Super100's Flannel

最重要ポイントは、「逆三角形のシルエットを形成する」ということ。
広い肩幅とコンパクトなウエストが表現され、大人の色気を感じます。

左が以前お仕立て頂いたスーツ。右が今回のスーツです。
見た目が随分、スッキリしたと思いませんか？？

一番の違いは、バストのボリュームです。
簡単に言うとバスト寸法をツメたという事です。

服を作る際は、バストの膨らみを考慮し、前にはある程度のゆとりを入れます。
反面、背中には前ほどのゆとりを入れることはありません。
それ故、あまりバスト寸をツメてしまうと、腕が前に上がらなくなってしまいます。
これを防ぐ為には、背中の分量はそのままに、前の膨らみを削ることがベストな選択です。

続いてはウエスト。
前回から0.5cm細くしました。
それに伴い、ジャケットの裾が膨らんでしまわぬよう、裾まで寸法を削りました。
これで、裾周りも体にフィットし、逆三角形のシルエットが出来上がります。

調整幅は、数ミリ単位です。
ここを疎かにすると、絶対にカッコいいスーツは出来ません。
お客様のご要望を形にする為、数ミリ単位の調整をどう組み合わせていくのか？
これが重要なんです。決して軽視してはいけません！！

さぁ、シルエットが決まったら、今度はお茶目なディテールで遊びましょう～～～。
このボタンは、表はブラックで裏がブルーになっているんです。
何気ない動きでチラッと見えるブルーは、抜群にお茶目でシャレが効いています！！

裏地は、もち、ブルーです。(笑)
どうですか、このさり気ないボタンとの色合わせ！！
全く嫌味にならず、すごく自然です。

N様、お約束の刺繍、Ciao!
ここも、もち、ブルーです。

ボタン・裏地・刺繍、ブルーで統一するとは！！
考えましたねぇ～、N様！！

ミリ単位の調整を疎かにしない。
これは、売り手側は勿論、お客様にもご協力を頂く必要があります。
この重要性を両者が理解し、「カッコいいスーツを作る」という、同じ目標を目指すべきです。
N様の熱い拘りに感動しました！！

N様、いつも有難うございます。
また、一歩前進しましたね。これからも、もっともっと追求して下さい。
僕も必死に食らい付いていきますから！！
ご愛用頂けますことを心より願っております。