お客様拘りのスーツ K様




名古屋オーダースーツ粋ブログを御覧頂き有難うございます。
お客様拘りのオーダースーツを御紹介します。
K様は洋服に対する造詣が深く、私共のお客様の中でも、かなりの拘り派の方です。
お選び頂いた生地は、イタリアLESSONAレッソーナ・スーパー120`s。サキソニー素材です。
K様の今回の拘りポイントを、1つずつ御紹介します。


ポイント① ラペル幅(衿幅)
写真・右がサンプルで、もともとの衿幅です。今回のご要望はシャープな印象に仕上げたいということ。
そこで御提案したのが、スーツの印象を大きく左右する衿幅の変更です。
モードなスーツとは異なる為、ミリ単位の変更でスーツの印象が良くも悪くも変わってしまいます。
今回の調整幅は7ミリ細く。クラシックながらも、モダンな香りが注入されました。


ポイント② 袖幅の変更
写真・右がサンプルで、もともとの袖幅です。
衿幅を7ミリ細くしたことによって、随分とシャープな印象のスーツになることが予想されましたので
横からのスタイルも、スッキリさせる為に、袖幅の変更を御提案しました。
調整幅は5ミリ。袖口だけではなく、二の腕部分も5ミリ細くしました。
身幅などには拘る方は多いのですが、袖幅は案外見落とされがちな部分です。
でも、ここを触ると間違いなく、スーツの洗練度はアップします。
ISAIAイザイアのスーツがそうであるように、モダンなスーツの隠し味といったところでしょうか。


ポイント③ ヒップ周り寸法の変更
写真・右がサンプルで、もともとの寸法です。
ジャケットの脇ポケットしたから、ヒップにかけてを、専門用語で「けまわし」といいます。
ここまでの調整で、かなりK様のイメージされているシルエットに近くなってきました。
でも、「けまわし」がダブついていたら、台無しです・・・。
最後の仕上げに、「けまわし」をすっきりさせて完成です。
調整幅は1センチ細く。
以上が、K様の拘りポイントです。
それぞれの箇所は数ミリ単位での調整ですが、完成品では大きな違いが生まれてきます。
勿論、体型によって変更ポイントは様々ですが、スーツをお作りになる時は、細かな部分に気を配ってみると
面白い物が出来上がりますね!!
名古屋オーダースーツ 小川豊ブログはこちら!!
INCOTEXの様々な情報を御紹介しています。「INCOTEXブログ」はこちら!!
- 関連記事
2009/02/07 Sat. 17:20 |
trackback: -- |
comment: --
| edit
| h o m e |