なぜ、今、モードなオーダーに注目するのか。

名古屋オーダースーツ粋ブログを御覧頂き有難うございます。
昨日ご紹介いたしましたDRAPERS(ドラッパーズ)のグレンチェックで作成したモードを意識したサンプル。
これを作成したのには、私どものオーダースーツへの強い拘りがあります。
今日は、その思いをお話したいと思います。
「良いモノさえ作っていればお客様にご満足頂ける。」
オーダーの世界では、未だにこういった考えが大半を占めています。
このこと自体は決して間違いではありませんが、「良いモノ」を作るのは必要最低限の条件です。
日本は世界でも類を見ないファッション大国です。
日本の消費者の物を見る目は、飛躍的に向上し、今や欧米にも負けないと思っています。
そんな時代で、「良いモノさえ作っていればお客様にご満足頂ける。」そんな古臭い考えは通用しません。
今、求められているのは高品質に加え、高感度と独自性です。
それなのにオーダー業界の実情は、ファッション性がおざなりになっています。
どれだけ良い生地と縫製でも、カッコ悪ければ全てが台無しです。
ファッションが大好きな私は、それが嫌で嫌でたまりません。
オーダーで高品質で高感度、しかも独自性のあるスタイルを日々追求しています。
その答えが、大人のモードです。
でも、このモードは見た目のインパクトが強い分、品質の良し悪しが瞬時に分かってしまうんです。
チープな作りだと、とことんチープに見えてしまいます。
我々が培ってきた高品質な物作りと、強い拘りを持っている高感度と独自性を
皆様に分かりやすくお伝えできるのが大人のモードだと思っています。
我々のスーツは、例えば袖は一人の職人の手仕事により付けられています。
決して工場のラインに乗せて生産しているのではありません。
クラシックなスーツなら、どこでもある程度は作れるでしょう。
でも、モードになると、ラペル幅をどうするか?ゴージやボタン位置はどうするか?など、
作り手側のセンスが必要になります。
これこそが、我々が目指し、得意とすることです。
作りの良さは勿論、ファッション性にとことん拘ったスーツを皆様にご紹介したいと思います。
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2013/10/10 Thu. 18:58 |
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